兀狄山人漂泊録 GotutekiSanzin hyouhakuroku

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UL試論;理想の冬用クッカー作製 丸型飯盒を切る

UL試論;理想の冬用クッカー作製 丸型飯盒を切る
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理想の冬用飯盒とは、
☆①まずアルミであること。
☆②最低二合=300グラムの米をたけること
☆③ワイルドストーブをスタッキング出来ること。
➡必然的に平形になるので、これは条件から省く

④柄は無しか、はずせるもの
⑤蓋は、皿として利用できるもの。落とすタイプより被せるタイプがbetter。ふきこぼれでアルストは消えるリスクはあるが、ネイチャーや焚き火の煤が入りにくいし、なにより枕になる。
メスティンも、ユニフレームの食器Lも枕になる。

⑥(重さは200グラム以下が望ましいが、あまり追求しても仕方ない)

今までは、ワイルドストーブは エバニューの組ものクッカーのステンレスの900ミリの柄を外し、ストーブを入れて、高さが足りないので蓋は使わないで、アルミの丸型飯盒の蓋を被せていた。

これでは、条件の ①②⑥ が叶っていない。
重さだけなら、たぶんエバニューチタンの900が同じ大きさだと思うが、チタンではそもそも米が炊けないから問題外。
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丸型飯盒は、シンデレラフィットなのだが、四合だきはいくらなんでも大きすぎるし、重すぎる。 
夏用シュラフと同じくらいかさばる。
それに、シンデレラフィットすぎて、底にはまってしまいなかなか取り出せない。

普通の空豆型の所謂、兵式飯盒には自衛隊仕様の二号炊きversionがある。コレクターズアイテムだから高い。

丸形飯盒に二合……いや2.5もしくは3合炊きversionがあればベストなのだが……

と云うわけで、ディスクグラインダーと万力を買って、いつかぶったぎってやろうと思ってはいたが……そこまでやる??
と、ずっと躊躇していた。

それを決行しました。
しかも、金ノコとヤスリとナイフで……強引グ・マイウェイ

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重量190グラム
ワイルドストーブ、ビニール袋込みで455グラム
容量はすりきりで1300ミリリットルだから、実用は1250ミリリットル
二合半は炊ける。

二合以上にこだわる理由は、服部さんの本に1日400グラムの米を食べると書いてあったから、真似しただけ。
ラーメン2個作れるし。
二合半は375グラムだから、まっほぼ同じ。
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なか蓋にしてものを温める=掛子カケゴ、はゆるくて使えなくなった。が、掛子を使うと米は半分しか炊けないからどうせ使わない。重いし。

改造メスティンの133グラムよりかなり重くなったが、750ミリリットルから1300の違いは大きい。
食べやすいし。
旅館のカップル用おひつとそっくり。💓

大きさ的にはラージメスティンが1350ミリリットルだからほぼ一緒。重さは270グラムだけど、柄がたぶん20グラムくらいあるはず。

参考まで、エバニュー ウルトラライトチタンクッカー3 が1300ミリリットル 130グラムだから、柄をはずせば120グラム程度か? 但し、蓋は蓋にしかならない。

mont-bellアルパインクッカー16 は、1500ミリリットル、245グラム。蓋は蓋にしかならない。

一番似ている、スノーピークのアルミトレック1400はなんと305グラム ちたんでも210グラム? ハンドル付きとは言え重すぎる。??

ま、1300で200を切ったから良しとしよう。
これは軽量化はあまり意味がないから得意技の、アルミ板で蓋自作はしな~い。

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写真下。青いビニールにワイルドストーブを入れてシンデレラフィット。
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ネイチャーストーブ。
使うか使わないかわからない時は、軽くてばらせば薄っぺらになるチタンのエンバリットばかりもって歩くが、寒い時期や、雪の上はワイルドストーブがいい。
火を長持ちさせれるし、安定感があるし、準備が早いし、二次燃焼だから火が安定すれば煙は少ないし、完全に燃えきって白い灰しか残らない。

ウッドペレットや炭も使いやすく、工夫次第ではおき火にして数時間もたせることもできる。

有名なソロストーブを選ばなかった理由は。
ワイルドストーブの方が断然かっこいいのと、縦長で火室が狭いし、スタッキングするとき小生の嫌いな縦長の
クッカーを選らばなけりゃならないから。
……みんな、使ってるしネ。

欠点は、
重くかさばる。と、いってもソロストーブとほとんど変わらない。二次燃焼で二重構造だから仕方ない。

が、スタッキングできたからかさ張りは問題なくなった。
265グラムをどう評価するか?
だ、エンバリットは160グラム。100グラム……

もうひとつの決点は、二次燃焼のストーブ全てだが、上からしか木を入れれないのである程度小さく割る必要がある。
エンバリットは横っ腹に穴が開いてるから長いまま突っ込める。これは、凄く便利。
ま、言ってみれば、エンバリットもバーゴもファイヤーポックスもチタンで出来た超高級ルンペンストーブだからね。
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ダイソーの金ノコと、目立てヤスリとで半分切って、あと半分は金ノコの溝にナイフを当てて木槌でバトニングの容量で叩いてアルミを割っていった。

なんだかんだ、手を休ませながら四時間かかった。

今まで通り、ユニフレームの食器L改造版 がメインには違いないが、冬は鍋もできるこいつが活躍すると思う。

ちのみに、柄がなくても、かならず軍手は持っていくし、ネイチャーストーブの時はプラス左手だけ革の手袋を持っていくので問題はない。

ワーイワーイ\(^-^)/\(^-^)/

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