兀狄山人漂泊録 GotutekiSanzin /Minimal Wild /Ultla Light/Hermit

世を捨て 人生から降り 晴歩雨読 無為徒食 兀兀騰騰 逍遙漂泊 無頼の忘備録

騰騰兀兀【散話selection/20161109】

 騰騰兀兀【散話selection/20161109】

騰騰兀兀只麼(トウトウゴツゴツシモ)に過ぐ 
意味は、「のほほんともっそり歩くだけ」

「兀兀として愚のごとく聾のごとくあれ。」 伝燈録六

そもそも、兀兀なる言葉は、良寛詩集(漢詩、入矢義高 講談社 禅の古典12) で頻出するので知った言葉で、愚鈍のことで、読みは ゴツゴツ だ。

で、ふと とうとうごつごつ を調べたら、見つからなかった代わりに
兀兀 コツコツ が目についた。
コツコツ働くのコツコツである!
全く 正反対の ニュアンスではないか!
ゴツゴツは、働かないの!ぶらぶら、のたのた、役立たずなのに……そもそも、兀とは、足切りの刑の意味だから、勤勉のニュアンスは無いはずなんだけど……。
兀者は、介者と同じく足切りの刑にあった者。
兀の意味にも、全然別の解釈もある。んーんー。
白川静なんか読むと、それまでの常識が全部崩れちゃうしなぁー。漢字は何が正しいかわからん。まさしく、易と説文には近づかずだな。

とにかく、兀は、Web的には、コツコツがヒットしちまう。
漢詩や禅の本なんか読む人は殆どいないから、誰かが 兀ってなんだろ〜? って、万が一調べたら、オイラのこと 自称、勤勉な人と勘違いしてしまう可能性もある。
ま、杞憂だけど。

入矢は、「旧注皆誤る」と注記している。
道元の兀兀地、なんか違う感じだし。あの人はスーパー潔癖症だからなぁ………。

まぁ専門家でも諸説あるなら、小生如きは気に入った説を信奉するだけのことさ。

因みに、狄は、普通に東夷南蛮北狄西戎の狄です。
北のまつろわぬ(支配に属さない)者


兀狄gotuteki 山人記