山ごはん 【20160927?アーカイブ】【山】
systematic
美味しい。飽きない。栄養的に問題少い。機能的。
山めし、よりごはんの音が良い。
おにぎり、よりおむすび、が良いのと同様。
山ごはんのページは沢山あるが基本的な違和感。
まず、定番化を研究しないで目先のバリエーションばかり。
美味しい。飽きない。栄養的に問題少い。機能的。
それが必要かつ重要。
定番化の検討箇所が全く無視されている。
違和感。
まず、重量。
次に、生鮮食品を平気で使うこと。
ごはんを炊かないこと。
麺はインスタント、パスタは早茹で、お湯は少なすぎ、湯切りは無し。
何よりも、不思議なのは一番大切な「装備と使いまわしの段取り」がおろそか。
山の炊事で何よりもたいへんなのは、奇抜な味付けや、バリエーションだけのおかずのレシピではなく、
第一に、下界並みのまともな飽きない味わいだ。
炊き加減、茹で加減、提供されるタイミングと温度、である。
従って第二の疑問点は、限られた機材と熱源の使いまわしの段取りに工夫が無い。
段取りが悪いと、温かいものと、冷たいものが出来てしまう。
炊飯が終わった時にはすべて出来ているのが好ましい。
兵は拙速を尊ぶ。だ。
第三に、基本の食材や調味料、飲み物のリストアップ。
ごはんも大切だが、飯を食いに山に行っているわけではない。臨機応変にありあわせの材料で作るため、食材にも基本装備がいる。
基本装備。服部さんの本は参考になる。
何故なら、基本姿勢が明らかだから。
登山思想なくして、献立なしだ。
ULは、食をないがしろにする、という登山思想だから、料理は考える必要はない。筋が通っている。
第四に、酒なのか飯なのか、はっきりすること。
酒ならばプライオリティがまるで違う。
冷えたビールと乾物は、ぬるいビールと美食に勝る。
ノンアルコールビールはやまでは不要。
機材は必要最小限。食材は軽量かつ保存性の良いもの。
そして飽きないこと。総合的な時間短縮。燃料節約。
など、登山特有の問題を考えなければ意味は無い。
刺身やら生肉やら葉野菜は基本的に掟やぶりだ。
バカ高い缶詰めやらフリーズドライやらもやや反則くさい。
飯の炊き方を書けとは言わない。炊飯や麺を茹でるのに鍋が一つ余分に必要なこと、お椀なり皿はどうするのか?
茶やスープの湯沸しやカップは?
それがあって、やっと惣菜やらソースやらのレシピになる。……のではないか?
インスタントラーメンにどんな具を入れたとて、そんなもの料理のうちには入らない。アルファ米で料理にこるなら炊飯してフリカケか梅干しで食べた方がはるかに充実感がある。
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ここ一週間ほど山の装備で自分の飯を(ここはめしで良い)作っている。
わかったのは、
炊飯に1250以上の鍋が必要。(翌朝やおむすびにできる。)
クッカーは3つ(飯、惣菜、白湯)とカップ1つは必要。
取り皿的なものが最低一つ必要。(紙でもプラでも可)
熱源はメイン以外に、サブがあった方がベター。
で、機材はガス缶別にして500グラム以下に納めたい。
サブの熱源としては、キャンドルウォーマーを考えている。
ストーブ2つは、やはり過剰装備だ。
もちろん、ネイチャーストーブは別問題としてだが。
ネイチャーストーブや焚き火は別のジャンルである。
レシピより段取りだ。
ごはんと惣菜と汁がすべて温かいこと。
それがすべてに優先する。