漂泊No.1-3[南岩国~出雲市180311(4-5日目)]【漂泊001】【紀行】
南岩国駅→山口駅→[徒歩35分]中原中也記念館[15分]→湯田温泉駅→益田駅→出雲市駅
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対岸にわたり、なんとたった一週間ぶりの再会。
仕事の最中なので一言二言かわし、ヤツの竿さばきをしばし見学。
岩国市の観光鵜飼いと、錦帯橋まわりの遊覧の船頭仕事を神社のネット関係中心に働くかたわら、やっている。
このあと、また神社に帰るという。なかなか忙しい。
17:30に帰ると言うので、そのころ行くことにした。
特に見るべきものもないので、観光客見物をして、少し時間を潰し、ぶらぶらと三蔵の家へGoogle頼りに向かう。
これは、Google君無しではかなり厄介だ。
一山越えて、また一山登り、人しか通れぬ小道を曲がりくねり、回り込み、結局想定時間よりかなりかかって1時間半くらいかかって到着。
ま、途中 ファミリーマートでファミチキと麦ポップを飲んだりはしていたが……かなり、難路だった。
市街地ではGoogleはありがたい。
と云うよりも、Googleが無ければもっと素直に行くから早いかどうかはともかく悩まないでただ歩いて行ける……多少遠回りでもわかりやすい道を教えてほしいよ。
山では、ジオグラフィカとヤマプラ。
どんどんヒトはバカになる。反省。
なんとか辿り着くと、古い市営住宅からヤツは手を降っていた。
中に入る。
三蔵ワールド炸裂。
一部屋、まるごと、いくつもの神棚だけが整然と並ぶ神様の部屋。
写真を撮ることは憚られた。
ま、よろしくおねがいいたします……
で、巨大な40インチモニターが二つ並ぶパソコンデスク。
何故か普通の家庭の様な大きな食器棚。
ほぼ、それだけ。
さっぱりしたものだ。
ミニマリストなんて洒落たものではない。
なんとも云いようもないが、彼らしい。
ボーン トゥ ビ “ゴーイング マイ ウェイ“みたいな……。
本当、こいつ好き。
偽物ばかりのこの世界で本物に出会える確率はゼロに近い。
シャワーを使わせてもらい、食事をパソコンモニターの前で二人ならんでごちそうになった。
彼は、肉も食べないし、酒も飲まない。ジュース類もあまり飲まないようだ。
作ってくれたのは、五目ご飯と豆腐ハンバーグ。
豆腐ハンバーグは、肉は全くなしではじめて食べる味で、おいしかった。
俺が腹を減ってるとおもって、米を浸さずに炊いたから五目ご飯はやや堅かったが、有り難い。
世界から見捨てられたアルコール依存症の哲学者に……
五目ご飯も自分は茶碗、小生にはデカイどんぶり。
ハンバーグも自分はひとつ、小生は二つ。
わざわざ買ってきてくれた十六茶で、お持ち込みの焼酎を割って少しだけ飲んだ。
二人でパソコンを見たり、話をしていたが、朝早かったので21時くらいに眠くなり自分のシュラフで寝た。
まだまだ寒い。1℃だという。
明日の予定は、まだ立たない。
寝ながら考えよう。
💤 💤 💤 💤
前日よく眠れなかったので、その夜は眠れた。
一日おきだな……
夢現ウツツ、明日からは出雲の神社を廻ることにした。
九州は北部も全面的に止め。
また、夢の中。いつも通り、訳のわからない夢を見た。
いや、ワケが有るのかも知れない。
唐突だが、やけにリアルな夢だった。
よく考えてみよう。
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03 11日曜
三蔵は、自分では朝飯を食べないのに小生に目玉焼き3個とパックご飯の朝飯を作ってくれた。
ありがたく完食して、神様に詳しく毎年最低1度は出雲へ行く彼にいくつかリコメンドを貰い、相談して行く場所を絞った。
8時過ぎに一緒に家を出た。
で、初めて曰く付きの 改造原付を見た。
とんでもない、ボアアップして110キロ出せるという。危ない危ない。
ま、神様が見放すまではお互い生きるだろうけど、確率は低くなる。
閑話休題
駅探で調べると、出雲まではえらく連絡が悪い。
南岩国1140分とかで行けと出る。
なので、
0850南岩国駅→1041新山口にとりあえず行くと、
海が見たいので岩徳線でなく山陽本線
[2時間52分待ち]1333益田[1時間待ち]→出雲市駅19:36
なので、とりあえず来た電車に乗り新山口までいく、と。
1100→山口行き で、山口市で時間を潰すことにした。
そして、同じ益田行きに1350くらいに乗る。
新山口は新幹線用に作った駅でまわりに何もない。
んで、山口に行き駅前で案内を見ると、ひとつ前の湯田温泉駅に 『中原中也記念館』があると知った。
エーっ!ひとつ前で降りればよかった、、、(^o^;)
だが、山口駅から歩いても30分ほどらしい。
電車に乗るより歩いた方が早く着く。
で、1時間は見学出来る。
よし、レッツゴー
やけにコジャレた建物で、何か勘違いしてるらしく、企画展は全くあさっての現代美術だったし年表なんかだいたい知ってるし、変な朗読が流れてるし……もっと、本人の服とか文具とか血と汗の沁みたもの見せてよ……キレイに漂白したレプリカばかり、だから本人の生原稿をずっと読んでいた。
うわさでは、写真にとっていたらしい。イーケナインダ。
「かせがねばならぬ、という意識は芸術とは永遠に交わらぬ……」
へー、そんなこと書いてたんだ、、、ま、30で死んじまった若造のセリフだからね。
漫画にでもなっているらしく、女の子達がキャラクターのバッジを買っていた。
湯田温泉は、やたら若い女の子がいる。オバサンもいるが……オバサンは、どこにでもいるからね。
駅はやけに綺麗で足湯があった。
キオスクで麦ポップを買って、足湯を使わせてもらう。
鬼サの名言。俺の出汁に浸かれ。
(車窓からの日本海)
出雲市で快感クラブに行く途中、回り道をしてデカイ24時間スーパーに寄って買い物をする。
吉野家があったが我慢した。
今日は大してあるいていない。
2回目にして快感でなく快活クラブのうまい使い方を開発した。
ま、そのうち。
ただのソフトを食べて、ウーロン茶割りを飲んで、ねませう。
続く、、、
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南岩国→出雲市駅5400円 青春18切符で通算16200円分乗ったから、2回にしてすでに4350円プラス。
わーい、わーい。
湯田温泉 13:52発 - 出雲市 19:36着
料金:4,000円 (ICカード:4,000円)
●湯田温泉
| 13:52発JR山口線(普通)[益田行]4分
↓山口(山口)
| JR山口線(普通)[益田行]2時間0分
| 15:58着 1時間待ち
○益田
| 16:58発山陰本線(アクアライナー)2時間38分
| 19:36着
■出雲市