飽きたら、また寝る、また歩く…… 【雑】
いささか、飽きた。
疲れて、飽きて、休んで、飽きた。
北陸道から帰って、一日だけおいて、すぐに吉野古道に５日間出かけ、大阪から長い鈍行で帰ってきて、一日だけおいて、奥多摩に一泊2日で遊びに行って、雨で一旦帰宅して、またすぐ出るつもりだったのだが、起き上がれない。
筋肉は何ともないが、無意識君が寝ていろと動かない。
いささか、疲れたのだろう。いや、飽きたのか。
やはり、出歩くのと同じくらいは家でノタノタしていた方が良いようだ。
間の一日と言っても、留守のほこりを掃除して、次の荷造りと持ち帰ったものの洗濯とで終わってしまう。
休む暇も無いし、まともな料理を作る暇もない。
慌ただしく忙しい。
らしくない。
似合わない。不本意である。
そのせいだろう。
今週は４日間もほぼ寝たきりでごろごろしている。
さよう、これは、これで、いい。
あー、楽だ、楽だ。
怠惰自堕落横着は大好きである。
世の中に 寝るほど楽はなかりけり
浮世の馬鹿は起きて働く
とは云うものの、、、
ありがたいことに、その楽にもそろそろ飽きてきた。
何事も飽きる。
歩くことにも、飽きる。
楽することにも、疲れる。
飽きることにも、飽きる。
命ﾒｲなる哉。だ。
寝すぎで、首や腰が痛くなり、歩きたくなる。
快晴の休日の奥多摩に行く勇気はないが、ぼちぼち潮時か。
次は、なにして遊ぼうかなぁ。
遊びとは、暇潰しに他ならない。
ホモ･ルーデンス。
遊ぶ類人猿。
暇潰しの、穀潰し。
歩いて、疲れて、飽きて定住地へ戻り、怠けて寝たきり。
寝たきりに飽きて、また旅に出たくなる。
こんなことを、何十回何百回繰り返して、そのうち永遠に瞑目する日がやって来る。
So what? － ｿﾚｶﾞﾄﾞｳｼﾀ
目の色変えて、金稼いで、睡眠も風呂も分きざみ。目が回る速度で遠くに行ったり帰ったり。未来の心配過去の慚愧、今したことも気はそぞろ､次から次へ心配事と厄介を増やしては、どうでも良いスケジュールをたててはこなして、、、で、結局は疲れはてて無意味に死ぬんだからネ。
退屈に飽きたら遊びを探して、遊び疲れたらだらだら寝たきり、無駄な人生の無意味な暇を潰して あくびでもしながら無用に生きて無用にクタバッタ方が、天に逆らわぬ人生のような気がするけどねー。
ま、荘子から教わったことだ……やっと、だなぁ。
兀
