兀狄山人漂泊録 GotutekiSanzin hyouhakuroku

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鮎は若鮎 【飲食】

鮎は若鮎 【飲食】
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子を持てば しらうおまでが まずくなり

そんな川柳があった。
この比喩は人間には妥当とは思わないが、ある種の魚に関しては正しい。

今年も、夏前に富山県西部の庄川の鮎を食べれた。
毎年6月16あたりが解禁で、去年は解禁直後の週末に食べたが、今年は07月01 で、やや大きくなってしまったかなと思ったが まだ10センチちょっとで柔らかくウマかった。

ま、人の好き好きだが、小生は鮎は小さいものに限る。
うまく巡りあえたら稚鮎の鮎寿司ももう一度食べてみたい。
骨を外さなくてはならなくなった鮎にはそれほど食指は動かない……
ま、それほど好きではないと云うことかもしれない、年に一度食べれば満足してしまうのだから。

今日は、こうるか も食べたが、うるか(内臓や卵の塩辛) も好物と云うほどでもない。
刺身も歯応え舌触りは面白いが旨味は少なく、やや水っぽくそんなにうまいとは思わない。
ミクニさんは、子鮎の天ぷら絶賛だが、小生は食べたことはない。
鮎やさんは、天婦羅屋さんではないし、江戸の天婦羅屋さんで鮎を食べれるほどの身分ではない……

つまり、毎年頭から塩焼きをかじるだけ。

庄川沿いには数軒とりたての鮎を食べさせる店がある。
このところ、「鮎や」さんによく行く。
どこも、味も価格もそれほど差はなく リーズナブルな値、と云うか東京の感覚では破格で炭火焼きを食べさせる。

ちなみに今年も、2500円のセットで
塩焼き5 匹、 揚げ物 2匹、鮎の刺身と昆布締め、こうるか、
蓴菜の酢の物
+500円で
鮎つみれ汁、ごはん香の物佃煮 だ
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同行者が必ず食べきれないので、その残したものも含めてだが、子鮎でも10匹も食べれば十分満足できる。

小生、若い女性は苦手で、自分の年相応の女性が好みだが、鮎に関しては、若いピチピチしたのに限るようだ。