兀狄山人漂泊録 GotutekiSanzin hyouhakuroku

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常願寺川の橋 【ポタリング】【雑】

常願寺川の橋 【ポタリング】【雑】
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(川原のラジコン滑走路?)
本日で三日。
雨を避けては連続で常願寺川の沿岸?川っぷちを遊んでいるのだが、『ふち』と一言で云っても錯綜している。

まともな県道市道ではない、川沿いの道は何本もの複雑な筋があってくっついたり、別れたり、行どまったり……
車では不可能だし、徒歩では疲れすぎる。
自転車でいったり戻ったりして、理解するしかない。

菅見で分類すると、川沿いや土手の道には、まともな車道以外に、

1.車も走れるが、基本的には「川原を利用する方のみ」の
道、で普通車道に通り抜けれる道

2.同上ながら、行き止まりもしくは、ダートでなんとか降りて抜けれル道

3.自転車歩行者のみの道(大抵、大きな道に繋がる)

4.走行禁止だが、自転車歩行者なら軽く通り抜けれる舗装道(河川管理用、または昔の道や橋などの工事用で不要になった道)
5.同上だが、厳しいダートも含む道

と、ここまでがとりあえず、自転車で通り抜けれる。
これを調査しているわけだ。

で、以降が、避けるべき道。だが、これらが実際走ってみないとわからない。

6.走行禁止で、本当に行き止まりの舗装道
7.走行禁止の表示も障害もなく唐突に、行き止まりの道
そして、
8.本当の川原にはしる、工事用の謎の道。ある意味バイパス

まっすぐ走っていると、これらがなぜか複雑に入り交じるのである……。

できれば アップダウンやダートを避け、まっすぐ進みたい。
……の、だ、が、指示された「正しい」道を真面目に選ぶとやたら分岐したり、登って下って、一旦車道に出たり橋の際の信号の無い主要路線を横断したり(出来れば橋は、クグリたい)……とても、無駄な労力を使う。

で、経験的に楽な道を知るしかない。

問題は、橋を如何に越えるかと云う部分が大きい。
で、常願寺川の橋を調べた。
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⚪道路橋
上流、立山駅側から

1.真川大橋 - 富山県道43号富山上滝立山線 昭和50年、トラス橋、241.7m。[12]
2.藤橋 - 富山県道43号富山上滝立山線 昭和45年、鋼板桁橋、109.5m。
3.立山大橋 - 富山県道67号宇奈月大沢野線 平成11年、RCアーチ橋およびRC中空床板橋、401.0m。
4.芳見橋 - 富山県道182号原千垣停車場線 昭和45年、RCアーチ橋、116.5m。前身の芳水橋(よしみばし)は大正11年に亀谷発電所の建設工事用として架けられた吊橋。[13]
5.瓶岩橋 - 昭和47、鋼板桁橋、68.8m[11]。
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ここまでは、立山観光での地鉄やバスで眺めるワイルドな常願寺川だから、自転車でも基本主要幹線道路を走る。

ここから、下流左岸が基本的に富山市市街になる。
赤い欄干の立山橋が観光客には常願寺川の橋としては一番馴染みがあるはずだ。
市街から右岸に渡ると立山雄山神社があり、一般に空港や駅からはここを右折して常願寺川沿いを立山アルペンルートに向かって走るようになる。
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6.立山橋 - 富山県道35号立山山田線 昭和37年、鋼板桁橋、345.8m 古くは明治26年に架けられた新川橋
7.雷鳥大橋 - 新婦広域農道 平成8年、鋼板桁橋、588.4m。
8.新常願寺橋 - 富山県道68号富山外郭環状線 昭和53年、鋼板桁橋、488.0m。
9.常願寺川橋 - 北陸自動車道 昭和54年、鋼板桁橋、848.9m。
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以上が、どちらかと云えば郊外で、信号さえ気にしなければ幹線車道で走っても快適だが、川沿いの道なら、信号無し、車ほとんど無しでサイクリングが楽しめるエリアだ。

ここから下流は、メインの市街地で、川沿いは当然車が多いし、土手の道も抜け道としてスピードを出してるバカもいるのでなかなか難しい。
常願寺川は、かなりの天井川なのでいったん下の車道に降りると土手に登るのはかなり疲れる場合が多い。

大日橋と、フリュウ大橋の間が、小生のメインの徒歩の散歩道。
リュウ大橋から眺める立山剣は、見事息を飲む。
実家の庭から剣が見える日には、富立フリュウ大橋に急ぎ立山のパノラマを眺めに行く事が多い。

自転車での遊び場は海岸の15.今川橋から立山橋までになる。

10.大日橋 - 富山県道3号富山立山魚津線 昭和40年、トラス橋、540.2m。
11.富立大橋 - 富山県道6号富山立山公園線 平成16年、鋼板桁橋、509.0m。
12.常盤橋 - 富山県道4号富山上市線 昭和33年、鋼板桁橋、481.0m。前身は常願寺橋といい明治22年に架橋。
13.雄峰大橋 - 国道8号 昭和58年、PCT+鋼板桁橋、704.2m。

あとの、二つはまた市街ではなくなり、海が近くのんびりした感じになる。
今川橋なんか、これまでとはうってかわり、ただの田舎の橋だ。

14.常願寺大橋 - 国道415号 昭和27年、トラス橋、265.5m。
15.今川橋 - 富山県道1号富山魚津線 昭和38年、PCT桁橋、342.0m。
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⚪おまけ。

鉄道橋
真川橋梁 - 富山地方鉄道立山線
千垣橋梁 - 富山地方鉄道立山線 1937年(昭和12年)。土木学会の選奨土木遺産[14]。
上滝橋梁 – 富山地方鉄道上滝線 1976年(昭和51年)。下路ワーレントラス 339.8m[15]。
常願寺川橋梁 – 北陸新幹線
常願寺川橋梁 – 富山地方鉄道本線 - 1931年(昭和6年)。鋼ガーター。昭和28〜31年および40〜43年度にかけて橋脚20基を改修。
常願寺川橋梁 – あいの風とやま鉄道(旧 北陸本線) 1966年(昭和41年)。PCT桁 348.6m。[16]。

水道橋
常願寺川沿岸用水 左岸連絡水路橋 – 2008年(平成20年)。ダブルデッキ式三連コンクリートアーチ構造。別名「豊水橋」。
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昨日は、川に面した市営墓地の父の墓を参ってきたが、本日はやや下流の従妹の墓を参ってきた。

常願寺川の土手はまわりよりかなり高い。
その、土手の少し下には墓地が多い。
立山連峰が遮るものなく眺められ、墓地としては小生知る限り、日本で有数の絶景である。
もちろん参る者にとっての慰めとしてだ。

従妹は、去年四十台前半で病で亡くなった。
父は52で、同じ病だった。
好き放題生きて小生は憎まれつつ、とりあえずもう少し生きれるようではある。

余録の人生か。