ツェルト型常用シェルターの試案 ,,200701
当然軽くなれば何かを犠牲にするわけで、軽量化は何をどこまで犠牲にできるか?と、云う自問自答になる。
(価格はとりあえず置いておく。)
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しかしながら、さりながら、犠牲は少なく、利益は多くあればそれに越したことはない。
そこに工夫妄想の妙がある。
まず、前提条件として、典型的な機能対重量の指標をあげておく。
①ビバーク用シェルター 250g
良いところは無し。生存の為の最低限。
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③ストック代用・ツェルトの常用 500g
大雨対策無し、耐風性弱い、防虫対策無し(弱)、耐暑無し、結露多い、設営難 ⇔ やや寒さツヨイ(狭いのて)、撤収楽
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◯ ❓ 本稿思案の 改良型ツェルト
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②専用ポール・自立型シェルター 750g
結露多い、やや寒い(強制換気)
⇔ 耐大雨、防虫、耐風性、設営撤収早い
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◯2レイヤーテント 1000g~
(上記は特殊の製品。一般には1200グラム以上)
暑い ⇔ それ以外は(比較すると)完璧
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と、云うわけでやっと主題。
③ストック代用・ツェルトの常用 500g
のツェルトを少し改造して大幅に使いやすく出来るのではないか?
と、云うよりも、何故に本来雪山用のツェルトをそのまま夏の野営に使うのか??
具体的な改良点
◎入り口下のスナップをジッパーにする。
⇒大雨対策、地面からの有害生物対策
◯空気口にバグネットを張る(無い製品には)
⇒虫対策
◎一面のジッパー付き網戸
⇒抜本的虫対策、夏の暑さ対策、湿度対策
◎入り口下を立ち上げてバスタブにする。
⇒大雨対策
◎床を閉じて防水(不要な部分はカット)
⇒雨対策
と、ここまでやれば
自立型ドームシェルターと比べて劣るのはほぼ
・耐風性
だけかな?
逆に利点は
・夏の暑さをしのげる。
実は、日本のテントは夏に弱い。
重たいアライテントのカヤライズは別にして、トレックライズくらいしかまともに暑さ対策は考えられていないのではないか?
とそれはおいといて、話は変わる。
ツェルトにもともとある汎用性。
これは、底割れと入り口下を縫ったので自由度はほぼ無くなる。
が、そもそも常用テントなのだから当たり前ではある。
自由求めるならタープにしなさい。
あとは、どの程度軽くできるか?、、だ。
基本的に重くなるのは、ほぼ二重になるネットの扉で、底は重なりを切り取るので他とほぼ相殺されるのではないかと考えている。
具体的にベースには、オクトスのツェルトlongを使って
・両側の入り口は一方はつぶして、網戸のはめ殺しにしてしまう。
生かす入り口は、網戸のジッパー付き二重ドアにするか、網戸無しで入り口自体をバスタブ分上げてジッパーをつけるか、思案。
これでも、残る入り口側の空気口と逆側の全面網戸でかなり空気は流れるはず。
重さは+50グラムで収まるのではないか?
もし、可能ならば 本体430グラム
ステイク48グラムとローブ30グラムを付加して
【500グラム】 になる。
手持ちのドームシェルターは750グラムなので、
250グラムの軽量化になる。
→これはシュラフならば、10℃くらい保温力アップに相当するのでは?!!
以上、妄想より少しばかり具体的な思いつきまで。。。。
………… 独り言……
来年は還暦。そろそろ、禁じ手のダブルストックも考えて良い歳になる。
……… どうせ、ダブルストックなら、有効利用したい。
ならは、嫌いだったツェルトを、嫌いな点を改造して使ってみるのも一興。
と、思った次第。
以上。。。
―――備考:読まなくても可―――――――
①ビバーク用シェルターの許容重量
完全にビバーク用、泊まらない可能性大のシェルター の許容重量250グラムまで
アライテント240g, ツェルト1 230g
休憩、簡易雨具等付加価値有りで、
許容重量350グラムまで
この場合ステイクローブを持参すると更に+重量になるので、
ポールを樹や枝で代用したり、ステイクでなく細引を利用したり工夫することになる。
最低、下穴開け用のネイルステイク1本8gと細引10メートル程(20g)は同梱して常備するべきか。
②自立型シェルター(ドームシェルター)
の重量
ポール込みで、
最軽量(ヘリテイジのf )540グラム
(ただし、750×2000なので、シュラフカバー無いと濡れる)+ステイク4本g32=572g
所有の旧mont-bellドーム1(1000×2000) 720グラム+32=752g
③
ファイントラックツェルトロング360
ステイク8*8=64
ロープ9メートル=28
シート ヒートシートー70センチ 40グラム
計492g
―――――――
兀