兀狄山人漂泊録 GotutekiSanzin hyouhakuroku

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UL試論;ツェルト閉所恐怖症

UL試論;ツェルト閉所恐怖症
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初めてソロシェルターをポール2本で張ってみた。

買ったとき試しに雨の奥多摩で張ったときは、後ろは枝でやった。
あまりの閉塞感にこりごりしてそれ以来、ソロシェルターをちゃんと張ったことはない。

とは言っても、ソロシェルター自体はかなり気に入ってよく使っている。
底の割れ目はテープでふさいである。
使い方は、タープから吊るすか、ビビィとしてだ。
何しろ軽い。表裏から厳重にテープでふさいでも、190グラム。
最軽量のシュラフカバーと同じだ。

透湿性は、8000だとかだが、タイベックより湿る気がするのは薄っぺらくシュラフに張りつくからだろうか?

このての生地は、ファイントラックもオクトスも同じスペックだから出所は同じなのだろうか?
ジューザは、やや耐水性が高い。
mont-bellは透湿性は公表していないが、耐風性低い分透湿性は高いのか?
ま、ポリウレテタンの塗りものだから似たようなものだろう。
どうせ長持ちはしないから安くなけりゃダメだよ。
おい、ファイントラック!、あんただけバカ高いぞ。

おっと、また横道。

きちんと張っても、どれだけ狭いか体験するために高麗峠広場に行った。
ありがたいことに誰もいなかった。

あたたかい季節は、タープが一番なのだが、寒くなると全方向プロテクションが欲しくなる。

自立テントとルナデュオは別にすると、ドームシェルタとゲートウッドケイプとソロシェルターしかもっていない。
ツェルトは大昔結構重いイスカのを使っていたが、あまり良い印象がない。

ワタクシは、決して閉所恐怖症ではない。
寧ろ、狭いところは好きである。
が、狭いところに閉じ込められ、出れないのは気が狂いそうになる。
雨風の夜、ツェルトに閉じ込められるのは嫌だ。
ツェルト閉所恐怖症……

近頃猫も杓子もファイントラックのツェルトだが、あれもかなり低く狭苦しい。
天井が楔型に狭くなっているのが特に良くない。
mont-bellはやオクトスもだ。
あれではまともに座れるのは真ん中だけだ。
アライやヘリテイジは流石に老舗、両側が垂直だから縦方向はすべて有効に使える。

ま、ソロシェルターはツェルトよりさらに狭いが、入り口の形はヘリテイジのemergencyツェルトなみなので体験してみた。 
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幅80センチ 高さ90 奥行190
こりゃ、絶望的だ。
タープと併用しない限りむりだ。

せめて、フロアレスシェルターなら閉塞感が軽い。
2本柱のフロアレスシェルターもひとつ欲しいなぁ。
モノポールはカッコいいし好きなんだけど、面積のわりに有効面積が小さい。

なら、Mタープか、セル2か……
で、ツェルトの底切っちゃえばいいんじゃない?
と、体験してみることにしたわけだが……
だめだこりゃ

アライの二人用ならどうだろう?
幅130 奥行210 とエアライズ2と同じで、高さ 110。
有効面積はエアライズより広いらしい。
ドームもまんなが一番高いからね。
ハイカーズデポのファイントラック二人用よりはるかに広々している。
値段は半分だし。
うーん。
てか、これだけ広ければフロア有りでも結露もなんとかなるんじゃないのかな?

重さも400グラムくらいだし。
うーん。もう少し悩もう。
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蛇足。
帰りは、富士見峠からの道を探検した。国道への出口はなるほどここか~。こりゃ、わからんな。

兀狄山人記