兀狄山人漂泊録 GotutekiSanzin hyouhakuroku

世を捨て 人生から降り 晴歩雨読 無為徒食 兀兀騰騰 逍遙漂泊 備忘録

ミニベロで富山をポタリング ③松川の桜、富山港、常願寺川土手【ポタ】【富山】

ミニベロで富山をポタリング ③松川の桜、富山港、常願寺川土手【ポタ】【富山】

2018 04 02 月曜 晴れ 11:00~14:40
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桜満開のいたち川から、花見舟の行き交い観光客の蝟集する松川、城址公園の桜を見ながらポタる。
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何とか文学館から、イヤな想い出しかない母校、中部高校と芝園中学校まで出てしばし左岸を走る。

狭いトンネルでスレテナイかわいい女子高生達とスレ違う。
「この坂、こわいねぇ」
と、友達に語った娘は、登りきれなくて足をついたじいさんを無意識にフォローしてくれたに違いない。

橋の下流側の歩道に出て神通川をわたり右岸を約6㎞、3つの鉄道といつくかの道路をくぐったり、わたったりして富山港へ。
対ロシア貿易日本一の港だそうだ。
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富山港展望台はなかなか良い。16:30で閉まるらしい。
トイレは中にあるが、水道とアズマヤは外にある。
20メートルほど階段を上る。
ただの双眼鏡がおいてある。晴れたら立山がよく見える。この日はなにも見えなかったが……それでも、港はよく見える。
我が国は99.6%海運に頼っているらしい。
エネルギー自給率8% 食料自給率29%だそうだ……どう考えても正しいのは小生の生活態度だ。
しかし、世間は変人扱いをする……ならば、自給率を上げる努力をしなさいよ、、、バカどもめ。
うんざりする。
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富山港展望台から岩瀬運河の遊歩道へ。
どん詰まりで行き止まり、、、橋を渡って、行き止まりをわたり返して、面倒だな。
Googleではのっぺらぼうでわからない。

石油とベビースターラーメンの混ざったような変な臭いの工業地帯を抜けて、ライトウェイに沿って岩瀬浜へ。

サイクリングロードに入る。
松林に美しい雄のヤマドリがいた。
写真を撮っていると、全く気づかなかった、地味なメスが逃げていった。
雄には申し訳ないことをした。
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釣りのおじさんを眺めて休憩。
ボーズだったようだ。
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海を見ながら、浜黒崎を越えて常願寺川へ。右折して遡る。

アルミの盾を持った警官隊がかけごえかけながら、投石をガンガンうけて移動する練習をしていた。
少し、バカみたいで面白かったので見物していた。

道路や鉄道との交差する橋のたもとには、信号や踏み切りは無いので、常願寺川左岸土手をまたまた8㎞ばかり激しく降りたり、くぐったり、川原を走ったりダートを登り降りしたりしてフリュウ大橋近くまでたどり着き、橋の手前を右折して実家へと戻った。

ミニベロは、太めのタイヤの方がいいかもしれない。
それとも、体重を落とすか。

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ひたすら、暗い屈折した中高生時代には富山が嫌いで出たくて仕方なかったのでこのまちはほとんど知らない。

そこを出て、40年。
ひたすら、無意味に、不本意に生き、恥をかき続け、夢も絶望も枯れ果て、人類になんのシンパシーも帰属意識も無くなった今は、このまちの愚かさも希釈され、嫌悪感も希薄になって、山と海の好ましさのみが懐かしく、好ましさが勝るような気がするようになった、ようだ。

別にふるさとだからではなく、この街の風景は良い。

なんだか、海を見ると落ち着く、今日この頃である。