馬 【雑】【日記】
父は52で死んだ。
よく働きよく稼ぐ残念な昭和の営業マンであった。
ゴルフ麻雀競馬が好きで強かったらしい。カラオケもうまかったらしい。酒も強いし、女性にももてた。
頭はいい人だたっし、努力家だった。
ほとんどビジネス書以外のまともな蔵書はなかった。
思想とか哲学とか芸術とか云うものとは無縁だった。
似たのは、顔と、酒が好きなところだけだ。
それと、多分長生きしないところか……
小生は子供の頃から本の虫で、スポーツは大嫌い、賭け事はいまだやったことがない。
金儲けは苦手、横着不精人間嫌い、芸術と哲学だけが生きるよすがだ。
父の関連では、馬だけは好きだ。
見るだけだが。
別に、ディック・フランシスの影響ではないと思う。
散歩の途中に2ヶ所、馬が居る。
巾着田の牧場は競走馬らしく、近寄られてもらえないが、修理の終えた、あいあい橋から 厩舎をのんびり眺められる。
先週も眺めてきた。
その後、川原で昼寝。平日は人はほとんどいない。
土日は気違い沙汰。
299バイパスを入間の風呂に向かうと、馬とポニー?が二匹居る。
この方たちは、柵から顔を出して草など食べていることもある。
草を抜いてくると、手渡しで食べてくれる。
昨日もすこし遊んでもらった。
とても得した気分だ。
馬とふたりでどこかの草原で暮らすと云うのも悪くないとは思う。
馬の世話だけで一生終えるなんて、素晴らしい。
ただ、どちらが先に死んでも、結末はアンハッピーだと思うと、やはり妄想のまま終わらせた方が良さそうだ。
写真本日記載後撮影
巾着田の馬
ソフトな地獄
兀