兀狄山人漂泊録 GotutekiSanzin hyouhakuroku

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バックパックの試験に奥多摩を歩く 【山道具 ウルトラライト】

バックパックの試験に奥多摩を歩く 【山道具 ウルトラライト】
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2019 04 20
backpackの試験に奥多摩を少し歩きに行った。
Doldy Stone Slim 30L に8㎏ほど詰めた。
実際にはこれほど重くはしない。
容量はまだ余裕がある。

ベーシックウェイトをもう少し上げてもいいかもしれない。

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始発。駅には係員もいない。自販機も動いていなく、乗車証明の発行機がおいてある。
土曜だからか、乗客はそれなりにいて、逆に驚いた。

前のダイヤでは待たされた青梅駅での接続もよくなり古里にはスムーズに到着。ここにも駅員はいない。

駅で0.9の水を足してサイドポケットに入れて歩き始める。
意外に曇っていて寒い、丹三郎の登山口は06時50分。
ここから終始一人。
普通の綿のシャツで来たので汗びえしないよう何度も休憩とってゆっくりあるく……が、無駄だった。

途中手袋を出すほど冷える。
ツツジがちらほら、桜はわずか、新芽がびっしり。
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何故か、最近山歩きと云う行為が然程楽しくなくなった。
同じところばかりだからと云う訳でもなさそうだ。

大塚山は巻いて、いつものテーブルで写真だけとって御嶽のビジターセンターから表参道を即下山。

時間なのか、いつもは人のいない表参道に人が多くて少し驚く。
表参道は舗装してありついつい急ぎ足になる。
ストックを持ってこなかったので多少膝に来る。

滝本のケーブルカー駅には09時20分。丹三郎の登山口から滝本まで2時間半。
駅は行列がトイレの辺りまでつながっていた。クワバラクワバラ。。
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その後、御嶽駅からあるいてくる人もかなりいた。
下はウソのように暖かい。
多摩川はカヌーの大会があるとかで、いつもと違って下手くそなカヌーがたくさんいた。
つぶれた、元セブンイレブンを写真に納め、さっさと帰宅。
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世界で一番お世話になったコンビニだ。
御嶽駅には駅員さんはいるようだか改札には見当たらなかった。

珍しく拝島での接続もよかったので吉野家の誘惑からは逃れられた。東福生のスーパーにはめぼしいものはなかった。
正午にはもどり、一杯呑んで食って、早めのおやすみ。また、夜中に起きることになる。

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Doldy の担ぎ心地は、可もなく不可もない。
流石に出し入れはしやすい。その代わりパッキングは考えなくてはならない。
が、考えなくてはならないだけで、一旦決めたら難しいわけではない。

着る頻度の低いダウンジャケット(150グラム)を防水袋にいれるのは止めて、かさばるけど濡れに強いプリマロフトフーディ(350グラム)を一番背面近くに入れて頻繁に温度コントロールをしようと考えた。
それで、背中の 'あたり' もましになるし、体調管理にもメリットあり。

このbackpackは、アーバンハイキングで使うことになる。
アーバンでは水や食料補給が容易なので荷はベーシックからそれほどは増加しない。
よって、大きく荷姿が変わることはない。

いつものクローズドセルのマット(60グラム)は止めて、エアマットのOZone (320グラム)を、OZone から切りとって絶賛愛用のピローX(50グラム)と共に採用。
山と違って、パンクのエアー抜けで致命的なことにはならないとふんだ。
クローズドセルマットは中に入れると荷室に余裕がなくなるし、外付けすると交通機関で邪魔になる。
重いが小さくなるエアマットを久しぶりに使ってみる。
食料少ない分トータルでは重さは相殺される。
食料増える場合は、クローズドセル外付けにする。

背中の養生は、イロイロ試した結果、25センチ×45の銀マットを切ったものだけにした。あとは、着替えなどで工夫する。
丁度適役に思えたDuoMat、も試したがやや長く入れづらかった。
と、云うことは荷室は低めのOMM より低いと云うことだ。
見た目はそれほど低くは見えない。

薄くて低い。横に長い。ほぼからだの幅一杯ある。
ノンフレームザックには薄いのはよく有るが、幅広のは始めてだ。
意外に幅が気にならないのは、上部がやや狭いのと、上部に入り口がなくすっきりペロンとしているからだ。
上部になるべく重いものを詰めたほうが良い。まっ、なるべく。

形的に、思わぬ利点は「上部に引っ掛かりにくいので、ポンチョが着やすい」ことだ。
実は、中型以上のザックを背負ってのポンチョを着るのは大変難しい。
ポンチョは通気性がよく蒸れにくい。さらにザックのカバーになるし、休憩時の防寒にも優れている。 
……ただし、足元が見にくく風にあおられるので本格登山にはNG。……
ザックのカバー兼用なら少しの雨でもさっと着れたほうが良い。

ポンチョと云っても普通の四角いポンチョではなくイスカの袖がついて脇があいてない人型のポンチョ(カグールと云うらしい)を引っ張り出してきた。
アーバンでのシェルターは自立式一択なのでタープポンチョにする利点は少ない。
……自立式の理由はステイクの効かない場所に張ることが多いからです。

ポンチョはサイドポケットに入れることにする。
もう片方は水。エバニューの900ミリが丁度入る。
ショルダーにmont-bellのドリンクホルダーをつけたので、これで合計1400ml確保。
中に水を入れることはまず必要ない。
水漏れの大惨事は回避、安心。

さて、プリマロフトフーディ、人型ポンチョ、エアマットなどしばらくお蔵入り?のアイテムを再当番させてパッキングは暫定決定。

やはり、8㎏だとまったく空身と同じ……とは、いかない。やや腰にも来る、が、ウエストベルトが必要とまでは思わない。

少し腑に落ちないのはD環と胸ベルトの位置。
少し下過ぎやしないだろうか?これでいいの?
ケースを吊るすと脇にはさまり、肘に当たるのだが……。

このコーデュラの白のザックの質感は、お遍路用の白いザック(と云うものがあるのですよ……)に似ていることに気がついた。

Pilgrim には、放浪者の意味もあるし、巡礼者の意味もあるのでなかなか良くできた洒落だなぁ、と一人感心。

ま、本格的な山から興味が離れている期間、しばらくはこいつを使うことになる。

Pilgrim 兀