白河 ラーメン 小峰城 【旅】【食】
09 月10日は、青春切符の使用期限の日。
よって1枚残ったやつを使うために暇潰しの旅に出た。
どうも日本中空模様はぱっとしないようだ。
用意したのだけれど、輪行は止めた。なかなか行けない。
東海道方面は数日前に行ったばかりだから、新潟方面か東北方面か。
特に行きたい所もないので日帰りなら温泉か、安い食べ物くらいか。
ならば、なかなか機会の無かった白河ラーメンにしよう。
ついでに久々に宇都宮で餃子でもつまんでくるかな。
ラーメン餃子なら安上がりだ。
ワレながら、本当にヒマジンだ。
やはり、ワンシーズンに二組10枚の青春切符はもて余すな、来年からも北海道へ行くとして、フェリーや道内高速バス等使って一組5枚で終わりにした方が良さそうだ。
結局、鹿島神宮と静岡と白河と3ヶ所も日帰り旅行なんかしてしまった。
おじいさんみたいだ。
ま、どうせ暇だからゴロゴロしてるよりいいけど。
酒を抜いたら、少ししか眠れない。
22時には目がさめた。
「古代東北王権」を「日本書紀」を参照しつつ読み返してる。tabletがあると調べ事が速くて助かる。
始発に乗る。
大宮はもう混んでいる。宇都宮はラッシュアワーど真ん中。~~
埼玉西部から、大宮・都内方面朝イチは休日の方が気が楽。……
やはり、甲府か高崎方面が心落ち着く。
黒磯で切符にスタンプを押してもらった。
雨が降ってきた。
北へ行くほど車内はすいてくる。
眠いが、うつらうつらしては本の読みつつ思うから早い。
10:02 白河着
お目当ての、ラーメン屋さんは11時と11時半から。
駅で時間を潰し、コンビニで激安サンガリアの酎ハイを空腹に流し込む。
〆状態のラーメンが一番うまい。……?
雨が強くなったり弱まったり。
鍵状の通行しづらい町並みを見物方々15分ほど歩く。
良い街並みだ。流石親藩松平候の土地だけある。
白河の白きに魚も住みかねて もとの田沼の濁りぞ恋しき
習ったね。よく、おぼえてるもんだ、、、
開店同時に満席の有名店らしいが雨なので一人。
表の雨がかからないように作り付けのベンチで待つ。
『英』
注文は決めていた。 ワンタン麺。
白河ラーメンはワンタン麺が美味しいらしい。
暖簾をかけに来た女性に続いて入店。
カウンターの隅で待っていると続々お客さん。
ほとんど地元の方々だと思われる。
流れるように作っている。
小ライスを付けてくれる。
うまいのは当たり前だが、とてもバランスが良い。
丁寧で神経の行き届いた料理だ。
これは素人には出来ない。
麺の硬さ、スープの温度と塩分と脂分。
厚いチャーシューの柔らかさと濃いめの味付け。
小ライスが適量である。
薄味のシナチク、茹でた小松菜、アクの無い少量のネギ、……玉子、海苔、鳴門。
実に行き届いている。
ワンタンはわりにしっかりしていて、肉もみっちり入っている。
ま、これはなくてもラーメンの完成度は完璧に近い。
ラーメン650 ワンタン麺800円。
今年の最高得点。
広島、旭川、函館、尾道全てすごく美味かったが、バランスでうわまわったな。
温度。
北海道のラーメンで思ったのだが、スープの温度が麺の質に比べて高すぎる。
すると、後半麺がのびすぎる。
時間を追うごとに適度に柔らかくなるくらいが好ましい。
だから、無闇に大盛りも考えものだ。
替え玉システムは麺とスープを選ぶから普遍性は無い。
プロが提供したものを、謙虚に想定された速度で味わうのがまた、味わう方の腕だと思う。
美味いものを、うまく食べるのは両者の協力関係にある。
極端に猫舌とか、極端に食べるのが遅い人は、ある程度訓練すべきだ。
そんなもの個性ではない。幼稚さだ。
好き嫌いなど論外。
虫や蛇の類いでない限り、出されたものは美味しく味わえ。
……等々……満腹の妄言也。
少し腹ごなしに、小高い神社に昇る。
天神〃社。……天神社ではない。
これが、あたり。
天神山に天神と摂社で独立して秋葉さまと稲荷。
……何故かGoogleさんは、秋葉神社となっている。
だが、気になるのは街を臨んで月読さまと聖徳太子と足尾神社?の石碑が並んでいる。
3つとも突っ込みたい。
イザナキもアマテラスも抜きでツクヨミ単独?
足尾の神様?ずいぶん唐突だな?
って、そんなの聞いたこと無い、古峯のこと?
聖徳太子は足尾があの鉱山なら山師つながりか?
おっ、子規がここらに旅行してこの神社詠んでるんだ。
「夏木立 宮ありそうなところかな」
いいねー。やっぱ、すごいなー。
子規ここまで上れないほど弱ってたのかな?(昇ってないよね、この句は?)
こんなつまらない(失礼)感慨をうまく句にまとめるもんだなー
後から街を歩いてわかったのだが、足尾山は天神山のとなりでそこが本来の土地の神様らしく、足尾銅山は取り合わせ無関係らしい。
なるほど、街を見渡せるE場所だから、葬り山だったのかもしれないな……
このあと、もう一軒予定していたのだが、腹も心も満足してしまった。
はしごは、あちらにも失礼。機会を改めようと、店を横目に見つつ線路をくぐり城に向かう。
(白河駅ホームから)
駅の真裏が小峰城。
やぐらが木造で復元されていて無料で見学できる。
ありがたやー。
おとめの桜も哀しや。
つーか、神道集の橋姫明神の類い、人柱かよっ。ヒデー話だな。
隣接する集古館では戊辰戦争関連の展示だったけど月曜休館。
月曜は、外さなくてはダメだ。
堀に水も湛え、白河市民は幸福だな。
いやー、会津は豊かだ。
腹もふくれ、眠くなった上、電車に叩きつける雨の音でとても餃子どころではない。
素直に帰宅した。
青春切符の消費の為とは云え、白河に行けたのも神の外的援助だ。
ありがたさにぞなみだこぼるる。
夏の旅もこれで仕舞い。
次は、漂泊の秋だ……
兀
データ
2018年9月10日東飯能 05:21発 - 白河 10:02着
4時間43分 料金:3,350円
●東飯能
| 5:21発
| JR八高線(普通)[川越行]5分
↓高麗川
| JR川越線(普通)[川越行]18分
| 5:45着
○川越
| 5:49発
| JR川越線(通勤快速)[新宿行]23分
| 6:12着
○大宮(埼玉) ⚫早いのに乗れた
| ×6:34発 06:12
| JR東北本線(普通)[宇都宮行]1時間17分
| 7:51着
○宇都宮 ⚫早いのに乗れた
| ×8:03発 07:40
| JR東北本線(普通)[黒磯行]53分
| 8:56着
○黒磯
| 9:06発 ⭕結局、これ
| JR東北本線(普通)[新白河行]25分
| 9:31着
○新白河
| 9:59発
| JR東北本線(普通)[郡山行]3分
| 10:02着
■白河
━━━━━━━━━━
13:27発 - 宇都宮 15:01着
所要時間:1時間34分
料金:1,320円 (ICカード:1,320円)
●白河
| 13:27発
| JR東北本線(普通)[新白河行]4分
| 13:31着
○新白河
| 13:38発
| JR東北本線(普通)[黒磯行]24分
| 14:02着
○黒磯
| 14:09発
| JR東北本線(普通)[宇都宮行]52分
| 15:01着
■宇都宮 、、、、➡そのまま帰宅
end