兀狄山人漂泊録 GotutekiSanzin hyouhakuroku

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めしと風呂と街歩き-2-  富山ブラック原理主義『西町・大喜』『たから湯』2024/06/13 木曜―

めしと風呂と街歩き-2-  富山ブラック原理主義『西町・大喜』『たから湯』2024/06/13 木曜―

 

富山ブラックのフラッグシップが(西町)大喜なのではなく、タイキのEpigonen(真似)の総称が富山ブラックだ、そこははっきりしときたい。、

 どれもこれもコマーシャリズム

 (たからゆ)↑

 富山ブラック なんていう妙な売り文句が無かった少し昔には、「(にしちょう) たいきのラーメン(中華そば)」とみんな呼んでいた。少なくとも小生のまわりの富山のヒトは。。

 小生の記憶は、父方の祖父に富山市唯一のデパート大和ダイワにおもちゃを買いに連れてきてもらった幼い頃、その頃でも前の戦争が終わってずいぶん経つのに、デパートの前にはまだ腕や足の無い傷痍軍人の方が座って物乞いをしていた。
初めて食べたのもそんな大昔(50年以上前)だ。
要するに、大昔から富山ブラック⊂「大喜」はあった。

 その後市内各地に同名の店は増えたがどこも似て非なる「まともなラーメン」で、大和の横の本店は唯一無二。
 原理主義的ラーメン。

極度に醤油の効いた、まぁとんでもなく塩ょっからい真っ黒なスープと乱切りチャーシュー、辛味の強いぶつ切りのネギの存在感。
初見(普通)のお客様にはとても受け入れられる味ではなかったのだろう。

 お土産のラーメンを売り出して重宝したのはチューリップテレビの近くの大喜。これも美味しく、よく買ってきてもらったがこれも本店とはやはり別物。似て?似てないか?非なるものだった。
 本店には富山に来た友人を連れていっても、反応は何時も良くなかった。そりゃそうだ。いくらなんでも塩ッから過ぎる。

 で今回本物に、かなり久しぶりに食べに行った。血圧高いし、これが最後かもしれない、、、
 旧大和は図書館とガラス博物館になったがシーラカンス中華そば屋はかわりなくそこにあった。そこんとこは素直に嬉しい。
 ここは間違いなく、旧富山市民の無意識の一部になっている。異土の「かたい」となるとても、だ。
 骨董(ガラクタ?)の飾ってあったガラスに板で蓋がされたのはいつ頃か忘れたが、今回はまず自動券売機に驚き。

 名物の方言の強い「ちいさいがひとつけぇ」。。丼の縁深くまで指をかける(女性は嫌がる...笑)名物の店員さんはいなくなって若い女性になったのに驚いた。って云うか、少なくとも自分には、店員さんの存在感がこれ程大きい場所は知らなかったと、先確認。
 えっ!マスコミお断りじゃないの?変な記事が飾ってある。なんか残念、変な感じ。
 全体にかなり高くなったのは仕方ない
あれ?ご飯とのセット推し?
大盛りの上の特盛も昔は無かった、、ジュースの価格も昔は何故か原価を切った安さだったような、、これも普通になった。
 若いブレーンでも出来たのかな?これもご時世。実に下らない合理主義。

 ま、味だ。
 ん。相変わらずのハードコア。ヤバいな、高めの血圧が30は上がるナ。
ネギの切り方が丁寧になった。メンマもこんなに塩っからかったっけ??
 とにかく、懐かしくも身体に良いとは思えぬ美味さは変わらず堪能できた。

 さて、大量に水を飲んでサウナで汗とともにナトリウムを排出しなくては。

 まだ、銭湯の開店には間がある。Google先生。。
近くにドーミーインがあり日帰り温泉をやっているようだ、ドーミーインは2店舗あるようでどちらにも日帰り湯があるのか?よくわからない。
角の昔オモチャ屋さん(たしか愛児堂)の隣のドーミーインは「のぼるや旅館」の跡ではないか?んご同業に変わったのか?昔ここには同級生で色白の目のぱっちりしたものすごい美人の娘さんがいらっしゃった。

 

(両国も潰れたようだ。寂しい。)

さて、少し考えたがこの新興温泉はまたの機会にするパターンを思いついたので、当初の思惑通り柳町の「たから湯」に初入湯することにした。

 で、我が小学6年後半から高校卒業までの校下だった、寂れ切った昔の中心街のアーケードの界隈を少しぶらつき、移動した大和で涼んだりして時間をつぶし、その間に炭酸を1リットル飲み、41号線を歩いて銭湯に行った。

 

さて、「たから湯」。入り口に自転車置き場があるのは市街地特有。都内にもよくある。今となっては珍しい。


外見はよくある寂れた街の銭湯だが、サウナ100円とサウナ無料が普通の富山にしては珍しい。
 今回はサウナもお願いした。ん?鍵もタオルも無く、支払い済みの証拠が無い。これはちょっと面食らった。初体験。
 と、脱いで中に入ると、イーじゃない!
これが外見とは異なりナカナカ手入れされていて、立派で驚いた。小さい露天風呂と庭木が小綺麗。
 薬湯も水風呂も適温。気持ち良い。
 サウナも清潔でテレビが無くてありがたいし適温。たまたまか、変な常連もいない。うん、100円くらいならとった方が客筋が良くなるのかも知れないな。

 しっかり1500ミリリットルはデトックスしてスッキリした。
ここは、少し遠いが再訪決定だ。気に入りました。星5つ。(星?えっらそうに。笑)

 ここから実家に帰る途中に2軒風呂屋の前を通る。更に近隣にあと2軒ある。全く富山は風呂屋天国だ。

今回以上
―――――

たから湯
↓公衆浴場組合ホームページから↓
〒930-0023 富山市北新町1丁目2-12
076-432-9705
14:00~21:00
【休 第1・第3月曜日 /毎週火曜日
↓↓
http://toyama1010.com/toyama-takarayu.html