兀狄山人漂泊録 GotutekiSanzin hyouhakuroku

世を捨て 人生から降り 晴歩雨読 無為徒食 兀兀騰騰 逍遙漂泊 備忘録

2021年8月11日(水) 一年ぶりの青春18切符で大糸線

2021年8月11日(水) 一年ぶりの青春18切符大糸線

 ワクチン打ってボチボチ抗体も出来かけてるかな~。と云う訳でもないが越中へ帰郷。
 今回は一年ぶりの青春切符。
いつも通り大糸線にて糸魚川まではJRにて。

駅探のおすすめに逆らって、5:51の東飯能発で八王子~松本の直通に乗った。

甲斐駒。
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松本駅で一時間暇。まだ駅ビル以外は開店前。 
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(とがってるのが常念)

松本~南小谷も直通。なんと糸魚川まで八王子入れても三回しか乗り換え無し。

南小谷では83分待ち。暇なので、次の中土駅まで散歩することにした。
糸魚川までは40㎞。ギリギリ一日歩けるかな。
因みに国道は所謂「塩の道」ではない。全然楽できれいな道。
小生基本楽な道を歩く。何がなんでも旧街道派には非ず。そもそも本当の旧街道なんてほとんど残っていない。

姫川はフォッサマグナと重なる激流。姫は糸魚川出身のオオクニヌシの妻のこと、出雲の日本海沿岸の同盟の基盤也。

南小谷から糸魚川までは旧北陸線第三セクター化されたのでJR西日本の飛び地の様なもの。しかも、糸魚川までは未だ電化されない、いや出来ないし、利用客もごくわずかで列車はすぐに止まる、前日も止まっていた。

しかも、国道はトンネルとスノーシェッドで守られ立派になったので自動車は雪でも台風でも大抵止まらずに通れる。よって、大抵代行タクシーが出る。

だから、寧ろ廃線されないのが不思議なくらいだ。
廃線になったら、高速バスを使うしかない。
バスは安くて早いけどあまり好きではない。

さて、姫川沿いの国道を文字通り下る。
結構人が住んでいる。町役場も立派。郷土館もある。郵便局も立派、姉ちゃんたちもあか抜けてる。
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(奥が町役場)

ローソンもある。
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(この祠の岩はもと姫川の境なのか?水天様か?左奥にローソン)
 
温泉?施設の横のトンネル手前から、国道をくぐる道に下ろされて、姫川沿いのスノーシェッドを行く。
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強者が道端にテントを張っていた。塩の道か?釣り人か??
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中土駅はその旧道沿いにある。
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本年一月の大雪の時代行タクシーで通った。
4㎞ちょいなので40分くらいで着いてしまった。 
次の北小谷までは無理だろう。
北小谷には道の駅と併設の温泉もある。
この道の駅には熊が出るので野宿は剣呑。

この駅は、西の白馬や雪倉岳、東の雨飾山への登山口、塩の道の通過点、故に登山者、歩き旅派には結構知られている。
だからか、待合室にノートがあって結構かきこみもある。前日のもあった。

待合室にて、持参の冷蔵庫の残り物を片付けて歯の掃除。

南小谷から折り返してきた14:49を中土駅ホームにて待ち構えて乗車。
ホントに暇人。
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ディーゼルは2両で客は10人くらい。
やはり夏休みの昼間は貸し切りとはいかない。

○ ○ ○

糸魚川までは、車にてお迎え頂いた、有り難し。第三セクターは高い。

帰り道沿いの「氷見きときと寿司黒部店」に寄って夕食。
ここ数年は高級回転寿司「すしくいねぇ」ばかりで、きときと寿司はものすごく久々。
価格は全国チェーンと「すしくいねぇ」の間くらい。ネタはずっと良いのだと思う。
が、ガリもシャリも甘過ぎる。
酒は無し。

実家に着いて、庭で採れた野菜を食べて少し呑んで寝た。

歳をとったか、たかだか11時間鈍行に揺られただけで疲れてしまった。