2023 卯月04 山形キャンプ温泉―ソノ1―
かみのやま温泉
□かみのやま温泉まで
春の青春18切符はまだ3回残っていた。
西は済ませたし、北はソロソロ富山に行くつもりなので、必然的に東北方面となる。
色々調べるうちに、山形市の中心部近くに予約不要無料キャンプ地があることを知る。何度も行っているのに····今頃知るとはイヤハヤトロいにも程がある。
9月の日本一の芋煮会の広大な河川敷周囲の会場全てでキャンプ可能だと云う気前のよさ。
小生知る限り、などと限定をつけるまでもなく日本一の太っ腹、山形最高!。
しかもblogでソロ最適地まで知り、ルンルンで御座候左衛門(ジジイ丸出し)。
ズルズル遅れたが4日火曜朝やっと、山形方面の始発東飯能06:24発に乗った。
この時間の上り電車はラッシュにて、川越から大宮まで立つ覚悟だったが、実際は大宮から下りが混んでいて座れなかった。しかしながら運良く数駅立っただけで前が空いて座れた。
人生を降りると、耐性がなくなる。イヤ、耐性が足りないから人生を降りたのか?
福島から山形への普通列車はとても少ない。何もないスノーシェッド内の峠駅で昔ながらの力餅の売り子(おじさんだけど)に客(ホトンドオババ)が殺到していた。前に奥羽本線に乗ったときは閑古鳥だった記憶···タイミングなのだろう。これだけ売れれば良い商売だ。
かみのやま温泉14:12着。
ネットで調べて下町共同湯に行った。
と。風呂屋の前に立って「?」。入湯して確信。
「ここ来たことある。···」
うーん、蔵王、鳥海縦走、朝日縦走の何れでも無い。
いったい何時来たのだろう?まさか40年前の大学生の時の彼女との東北旅行だろうか?ワカラン、、、
入浴料金(¥150)とは別に、洗髪料金(¥100)払って専用水道栓もらうのも記憶にあるし、2階の休憩室別料金も記憶通り。
熱いので有名なかみのやま温泉だが、ここはぬるい湯と2つあるし、熱い方も44℃とあるが温度計のセンサーの位置関係で実際は43チョイぐらいだと思う。飯坂温泉ハコ湯よりは低い。
泉質もさることながら、雰囲気が最高に良い。
ここは、、ここも、か、東北は癖になる。原点と、云うか余所ヨソ者なのにしっくりくる。
山陰四国九州などの西の方良さはエキゾチックな異国の魅力であって、アウェイ感も味なのとは、なんとなく違う。
2時間ほど入って少ない奥羽本線にあわせて上がる。街の探検は又の機会にした。いずれ山形はちょこちょこ来ることになると思われるゆえに。
(いかにもな、情緒ある川)
かみのやま駅横の観光案内所を眺めて、駅の待合室で酎ハイ飲んで、山形駅に向かった。
□馬見ケ崎河川敷キャンプ適地へ
かみのやま温泉駅から山形駅はたった240円の距離。10㎞以内だろう。どうでもいいことだけど、東飯能からかみのやま温泉は¥6050、山形へは¥240で合計¥6240で通しの 6380より少し安い。
JRの料金は意外なほど安い。名古屋までと同じだ。関東から東北は近いの。
関西は遠く、中国地方は北海道と同じくらい遠い。
本数や乗り継ぎや終電などが便利なので錯覚する。
(Googlemap Thanks 左上の河川公園の表示あたり)
キャンプ場、と云うよりキャンプ可能地、適地?は、山形駅南方面から北東方面に流れる馬見ヶ崎川からの両岸に広く何ヵ所にも分布していて分かりにくい。基本的に駐車場とトイレのある場所周辺で地元の人はバーベキューやデイキャンプしている。
あちこちほとんど無数に芋煮用の焚き火跡がある。なんと、年中直火オーケーらしい。ゴミ箱は無いのに炭捨て場がありシルバーの人達が軽トラで回収してくれている。すごい。すごすぎる。芋煮会愛恐るべし。
これ程良い場所なのにホームレスの先輩は見当たらない。やはり冬が寒すぎるからか?
······春はこーゆーとこでホームレス、夏は北海道、秋は東北の避難小屋を転々、冬沖縄でホームレスとかどうだろう?······Japanese Swagman とかシャレこんで。
ホームページを見ると、正確にはキャンプには市の公園緑地課の許可が必要らしいが、実際は野放しフリー状態だし、朝掃除しているシルバーの方に挨拶したけど妙な感じはなかった。
ここもいずれ流行りのバカキャンパーで汚染されて予約制もしくは禁止になるのだろうか?。たぶん、そんな気がする。
ネットで見つけたソロ適地は、かなり南の市営プールの第3駐車場横の緑地。
トイレと水場と炭捨て場の近く。河川敷から道を隔てて奥まっているので川風からは少し逃れている。
所々にテーブルとベンチ、芋煮用の焚き火場所がある。
ただ傾斜地なので大人数のパーティーには適していない。大人数は河川敷。
この日も翌日も河川敷では花見バーベキュー宴会が行われていた。山形大学も近いから若者が多い。ま、平日だしネ。
木はほとんど無いので雨は直撃だが、一人なのでいざと云うときや撤収時は洗い場の屋根の下に逃げれる。
少し不安なのは、土が耕されたようになっているのがイノシシっぽい。が、臭いはしないから昨日今日は来ていないっぽい。
駅からキャンプ適地まで4㎞ほどある。歩いても大したこと無いが市内循環バスのバス停が1㎞ほどの地点にあるので日中はそこから100円で駅まで出れる。
そのバス停近くにツルハドラッグがあり、更にそこからのキャンプ地の間にコンビニがある。almost paradiseぢゃん。
とりあえず、初日なので歩いてみる、途中スーパーもすき家もある。
重いので一番近いツルハドラッグで酒パン竹輪ミートボールチーズ等を仕入れキャンプ適地へ。みちのくの遅い桜が川岸はびっしりと満開。桜祭りも行われるらしい。
それにしては、人が少ない。土地が広すぎるからかもしれない。単にラッキーなのかも。
ロクデモナイ人生でもたまには底意地の悪い神の野郎が手を抜く日もあると云ったところか。
なんだかんだと疲れた。テーブルベンチを独り占めして花見酒のちテント(正確にはドームシェルター)内で寝酒。
トイレも歯磨きも近くでありがたく御就寝つかまつった。
続く。
兀