2023 卯月05 山形キャンプ温泉―ソノ2― 山辺温泉
□05水曜 山辺温泉
山形駅周辺にはかみのやま温泉以外にも各方面に掛け流し温泉が点在するが、この日は左沢アテラザワ線方面の羽前山辺駅から徒歩30分ほどの山辺温泉へ行くことにした。
8:52の循環バス¥100で山形駅3㎞楽したがぐるぐる遠回りするので待ち時間含めると歩きとたいして変わらない。
非常に少ない左沢線に好接続で9:19発の寒河江方面行きで羽前山辺¥210へ。
ちなみに、この、左沢アテラザワと云う難読地名は山歩きする人はみんな知っているはずだが、小生はじめ多くは山形駅から山交バスを利用するので左沢線を利用する機会は月山のマイナールートの時くらいではないか?···残念ながら小生未踏であるが。
さて、羽前山辺駅周辺には意外にポツポツ店舗もある。広い道をまっすぐそのまま山形市へ戻るように歩くとコンビニもあり、やがて山辺温泉に右折の大きな看板があるからGoogle先生不要。
福祉施設や産直に併設した立派な山辺温泉がすぐ見える、と云うか他には何もない。相変わらず安い。¥350入湯。ここも、休憩室別料金(¥200だったか?不確か)だが長風呂な小生は利用せず。
サウナも無料だがバスタオル必須だが、レンタル無し(販売はある)。
ウルトラライト旅ではバスタオルは無理なので、このバスタオル必須制度は地味に困る。···良質温泉の場合は基本サウナは不要だからマァいいけど都会ではちと残念····ブツブツ。
···小生は尻ポケットの日本手拭と、百均の小さな風呂用タオル一本しか持ち歩かない。だから、基本タオルはいつも湿っているのをバックパックからぶら下げている。無精ッタらしいが、この貧しさの透けて見える侘び寂びこそULウルトラライト道である。世間はULを勘違いしている。
UL とは新機能の高額な機材を使って、体力や経験を誤魔化しショートカットする横着な軽量化道楽ではない。
Less is more.不自由の自由、必要最低限以外のあったら便利を削ぎ落とし人知を尽くして自然に還る、風雅ワビサビ、、、まぁイイ、どうせ誰もレイ・ジャーディンを振り返りはしない。
話を戻す。
山辺温泉は2つの源泉を掛け流していて、やや茶色の源泉がかなりの高温(温度は失念)と、やや高め(東北スタンダードではぬるめ)の2つの浴槽、無臭無色の源泉が普通の温度(41.5℃くらい、東北スタンダードでは超ぬるめ)で1つ、露天は茶色のやや高め、そしてサウナ(見てもいないのでわからない)があるので水風呂もあるので交互浴できる。贅沢。
2つある打たせ湯も源泉でなかなか気持ちがイイ。大阪の入船湯程ではないけれど派手にしぶきが飛ぶけれど、みんな使ってるのでまわりに遠慮しなくてもいいようだ。
あっという間に2時間過ぎて風呂を上がるが、電車まで1時間以上間がある。山形駅まで歩いても2時間程のようだし分かりやすい道だ。歩くことにする。
(蔵王を見ながら歩く)
途中大量のクロスバイクの同一ジャージの高校生集団とすれ違う、なんか面白かった。
山形テレビの横を通ると駅の南側お城跡の裏に出る、何か大きな箱ものが2つたっていて桜の下で一休みGoogle先生を確かめる。
どうやらすぐ近くに公共温泉があり、建物の中には図書館もあるようだ、とりあえず今日はパス。
数年前に来たマックスバリュに寄って仕入れてからキャンプ地に戻ることにする。
見覚えあるマクバは入口にイートインがあって小生よりやや質素な(と云うことはかなりヤバめの)先輩がカップ麺を食べていた。
!なるほど、その手があるか。風呂のあと歩いて来てなんだか喉も乾いたし蕎麦が食べたくなっていた。
晩飯の仕入れをしたあとイートインで缶酎ハイは飲んではいけないので店の外で飲んだ。あんなもの30秒で飲み終わる。人を誰だと思ってるんだ。····わけのわからんことを呟いてイートインに戻ってどん兵衛のソバを食べた。
記憶に無いほど久しぶりだったが美味かった。要するに味なんてものは状況次第ってことだ。決してワタシがバカ舌なわけではない(と思う)。
16:38発の周回駅バス¥100でテン場に戻る。酒は近場のツルハドラッグ買って帰る。ガリガリ君を食べながら歩く。夕べ少し寒かったので念のため使い捨てカイロも買った。やや、矛盾は感じる。生きると云うことは矛盾に満ちている。
昨日の場所にまたmont-bell ULドームを張る。
昨日のベンチでまた酒を飲む。トマトと大根がある。大根は半分買って、輪切りにしてかじる。なかなか食いでがある。じゃこ天は宇和島だ、山形で愛媛のじゃこ天を食べる埼玉県民。あと、珍味貝山葵とか··安上がりな人生である。
願わくば花の下にてわれ呑まん···死ぬには今少し早いぞ西行法師。
オヤスミナサイ
続く
兀