大分県中津 唐揚げの聖地【2018夏2-3】【旅】
08 12日 3日目
湯田温泉を朝風呂にも入らず出たのは、少し飲み過ぎたからもあった。
一路、九州へ。
関門海峡は、一般道は地下、高速は橋を渡る。
下りは一般道を通り、初めての門司で少し観光。
門司レトロ館 は、なんともチャラい観光施設だがこんなところでも女子供は喜ぶものらしい。
まだ食欲がないし、有名どころの店は開店前なので、焼きカレーもチャーメンも食べずにもじをあとにする。
大分県中津市は大分県最北部で、福岡県との県境。
福沢諭吉の出身地くらいしか観光資源の無いその街が今回のメインの目的だ。
その途中トイレに、道の駅豊前おこしかけ に寄る。
道の駅の食堂で食事を摂ることはまずないのだけれど、ここのやや古くさい屋台村的なイートインはなんとなく良さそうに思えたので、試しに 貝汁500円 をたのんでみた。
驚くほど大量のあさりが入っていた。
麦味噌の甘さと大量のあさりが二日酔いには大変おいしく感じ、かなりの量の 貝汁をほとんどひとりで飲んでしまった。
これに、ご飯と漬物プラス200円で、貝汁定食大 にもなる。
連れたちは、もう一杯と、この地では旬の鱧ハモ の鱧丼貝汁セットを頼んだ
鱧も厚みがあり旨かったが、まだ揚げ物までは回復していなかったので味見程度。
その後、中津に向かう。
中津では、母上が60年以上前に暮らしていた痕跡を調べてまわった。
神社や小中高校はもとの場所にあった。
Googleを駆使して、無くなった新日鉄系の工場の跡地をみつけたりした。
母上の気はすんだらしい。
で、小生の目的、唐揚げの聖地 中津で本物の中津唐揚げを現地での食べ歩きにうつることとする。
まずは、チキンハウス本店。
イートインがあり、15時までのランチが好評らしいが15時は過ぎている。
むねももミックス220円
と ピリ辛。
すなずり(砂肝)も売り切れ。
揚がるまで5~10分待つ。
軽い揚げ方、さくっとしてるし、油切れもよい。
車内で速攻食べて、白飯がほしくなり、近くのスーパーに急行。
ビールも良いが、ご飯が進む。
100グラムで3切れ見当。胸とももの差があまりない。
ピリカラが秀逸。複雑な辛さで後を引く。
次に、金賞の豊後屋 本店は日曜休みなので支店で。
元気の良い店員たちがきびきび仕事をしている。
7分待つように言われる。
ミックス250円
すなずり
せせり
を購入。
やや高め。
味は、チキンハウスより濃くにんにくが強い。
衣も比較すると厚い。とは云っても、重いわけではない。
二軒だけの感想だが、先日の北海道の唐揚げ、ザンギより 味切り方肉質コロモ温度管理等、全てが繊細で計算されているように思える。
サスガだと思った。
すなずりは適度にやわらかくご飯にもあう。
ももと胸の肉質にはっきり差があり、ここはミックスでなくももだけを買うべき。
ももの肉質はチキンハウスより上。
そう言えば、チキンハウスは、別に地ドリのももと云うのがあった。
このあたりは、商品構成の違いらしい。
連れたちはチキンハウスの方が好きらしいが、時間がたつとさくさくでなくなり、味が大きく落ちる。
イートインには理由がある。
豊後屋はさめても、差が少ない。
特に気に入ったのがせせり。
ちょっと表現できないが、とにかく気に入った。
やきとりの、せせりよりはるかに とりの旨味が味わえる。
この店は、ピリカラは無い。
チキンハウスのピリカラ と 豊後屋の もも せせり。
を、リピートしたいが、明日は朝早く出るつもり。
いやー、唐揚げも奥が深いものだ。
近所のスーパーマーケットと同程度の価格でこれだけ美味しいものを食べられるのは素晴らしい。
と、云うか、スーパー高いぞ。うまくもないのに……
揚げたてが命だが、自分で極めるのは、肥るからやめておく。
この日は酒を抜くので、白飯を別のスーパーで購入し、朝までに唐揚げをオカズに約800グラムもご飯を食べてしまった。
肥る、いや、フトッタ。
ちらりと、中津城を見てから、スーパーに、地ザカナや野菜を見学に行った。
鱧の季節らしく、多かった。いちじくも産地らしい。
マナガツオやマテ貝など見慣れぬものもある。
かますやキスも大きい。
舌平目のオバケみたいな奇妙な魚もたくさん売られていた。
くじらもよく食べるらしく、鯨ベーコン、さらし鯨、刺身がどこでも売られている。
鱧の湯引きと、ミンク鯨の刺身を買った。
鱧はいまいち。鯨はひとりで食べたが、うまかった。
次の機会があったら料理したい。
兀